港区立高輪いきいきプラザ

2024.06.19

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生成AIは電力の大食漢?

人口知能(AI)には様々なメリットがありますが、同時に大量の電力を消費することをご存じですか?つまり、電力の「大食漢」だというのです。AIのコストが上昇すれば、電力消費の少ない対策に新たな関心が寄せられるのは、当然の流れです。マサチューセッツ大学の研究チームの研究結果では、「自立言語処理モデル」を訓練するために必要なエネルギーは、1台の自動車がライフサイクルを通じて消費するエネルギーに相当するという報道もあります。もちろん、AIの消費エネルギー量を正確に測定できる明確な基準はありませんが、AIがらみのデータセンターの「計算や通信技術」のために消費される量が膨大な数字になる予測も成り立つようです。つまり、「炭素排出量の実質ゼロ化」を掲げるスローガンをどのように実現すべきか、明確な答えが求められていくのではないでしょうか。因みに、日経新聞(2024.4.24付)の記事によると、日本では2050年にデータセンターを新設する企業が増加し、電力の消費は4割弱増えるだろうと言われています。ぜひ、このあたりの難問を生成AIに解決してもらいたいですね。

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