港区立高輪いきいきプラザ

2024.06.14

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世界全体でN2Oの収支を監視?

一酸化二窒素(N2O)は、地球温暖化の原因となる主要な温室効果ガスの1つです。このN2Oは、大気中の濃度は低いですが、単位重量あたりで高い温暖化をもたらす能力を持ち、また成層圏オゾン層の破壊物質でもあることは周知の事実。そのため、N2Oの排出源と大気中での挙動を正しく理解することは、地球温暖化を正しく理解し対策を講じる上で重要な課題である、と発表したのは国立研究開発法人国立環境研究所らの研究グループです。今回の報告では、最近40年間(1980年から2020年)において、世界の人為的N2O排出総量は約40%増加し、最も主要な人為排出源は農業活動であることが示されたそうです。近年の大気中N2O濃度は、想定を越える速度で上昇していて、本報告を踏まえて排出削減を早急に進めるとともに、世界全体でN2Oの収支を監視するネットワークを構築する必要性があると強調しています。

世界の一酸化二窒素(N2O)収支2024年度版を公開 -1980年から2020年にかけて人為起源N2O排出は40%増加-|2024年度|国立環境研究所 (nies.go.jp)

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