港区立高輪いきいきプラザ

2024.06.14

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魚のヒレが長かったり、短かったり、はなぜ?

魚のヒレが 「長かったり、短かったり」の仕組みを解明した、と発表したのは埼玉大学大学院・理工学研究科・生体制御学プログラムらの研究グループです。「魚のヒレの形成される位置がHox(ホックス)遺伝子によって制御されていること」を初めて明らかにしたとのことです。この成果により、Hox遺伝子の働く場所が魚の種類によって異なることで、バラエティーに富んだヒレが生み出されることが示唆されたと述べています。つまり、多様なヒレの位置やヒレの幅の違いは、Hox遺伝子からなるシステムを一部、変化させることで生じていることが分かったとか。さらに、本研究から、進化の過程で、魚のヒレの形成位置が変化してきた仕組みについて、新たなモデルが提唱されたと述べています。今回、本研究で発見された Hox 遺伝子による魚のからだづくりのシステムを標的とすることで、人工的に「カタチ」を変えた養殖魚や観賞魚の作出が期待されると結んでいます。

 PR20240613.pdf (nig.ac.jp)

 

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