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2024.06.12

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新型コロナウイルスの近縁「B236株」とは?

新型コロナウイルスがコウモリなどの野生動物から多数発見されている事実を基に、東京大学医科学研究所らの研究グループは、それがヒトに異種間伝播したのではないかと考え、研究を進めた結果、新型コロナウイルスに近縁なコロナウイルス(B236株)が東南アジアにおいてコウモリから分離されたウイルスであることが判明。B236株の培養細胞やヒトオルガノイドにおける感染性、ハムスターにおける病原性を新型コロナウイルスやその変異株と比較しつつ明らかにしたとの事です。B236株は、新型コロナウイルスと比べてヒト気道上皮細胞では増殖能が高いという点が示されたと述べています。本研究グループは、「今後も野生動物由来のコロナウイルスの特徴を明らかにするとともに、パンデミックを起こしたウイルスと比較して、ウイルスの異種間伝播のメカニズムを明らかにしたい」と結んでいます。

SARS-CoV-2関連コロナウイルスBANAL-20-236株の ウイルス学的特性の解析|東京大学医科学研究所 (u-tokyo.ac.jp)

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