港区立高輪いきいきプラザ

2023.11.24

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AED、かけがえのない命を救うパートナー

日本AED財団のHPによると、「心臓が原因で突然心停止となる人は、なんと1年間で約8.2万人。一日に約200人、7分に1人が心臓突然死で亡くなっている」そうです。その原因の多くは「心室細動」と呼ばれる不整脈だとか。つまり、心臓に血液を送り出せなくなり、「数秒で意識を失い、数分で脳をはじめとした全身の細胞が死んでしまう」恐ろしい病気なのです。それを回避するためには、「迅速な心肺蘇生と電気ショック」が必要であることは言うまでもありません。AEDを使った電気ショックが1分遅れるごとに救命率は10%ずつ低下するそうです。通常、119番通報して救急車が到着する平均時間は9,4分。その間、手をこまねいて待っていても、救える命を救うことはできません。 ではどうすればよいのでしょうか?次の数字がすべてを語っています。「胸骨圧迫をするのとしないとでは救命率は約2倍違います。AEDを用いて電気ショックが行われれば、約7倍の人の命が救えます」(上述のHPより引用)。ここで重要なのは、たとえ心肺蘇生を完璧にできないと思っても、「それでも医療者が関わってから行われる治療よりも、効果が大きい」(時事メディカルの記事から引用)のだそうです。東京慈恵会医科大学付属病院救急部の武田聡診療部長は「AEDで救える命は多いので、ちゅうちょせず使ってほしい」と同記事で話しています。勇気を持って一歩を踏み出すことで、救われる命が多くあります。つまり、「そばにいあわせた人がすぐに実施するからこそ得られる効果」があると訴えています。それは、「ペースメーカーが埋め込まれているからと躊躇してしまう場合でも」なのだとか。AEDの使い方については、日本AED財団のHPからも学ぶことができます。当HPによれば、「AEDの操作はとてもカンタン。電源を入れればあとはAEDが指示を出すので、それに従えば誰でも使える」からです。AEDは、必要のない場合には電気ショックを行わないようになっているとか。また、AEDの音声指示や絵によるサポートは、現場での心強い味方になるはず。AEDは命を救う手助けをしてくれる、欠かせないパートナーであることをお忘れなく。




 

 

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