2024.06.07
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オーラルフレイルに気を付けて!
オーラルフレイルという言葉が浸透しつつあります。一言でいえば、お口の衰え。口の機能が衰えると、食事や会話に困るなど日常生活に影響し、介護のリスクも高まります。従って、「口の中を清潔にして、かんだり、のみ込んだりする力を低下させないことが重要」。歯磨きで注意したいのは、特に高齢者の場合、力を入れすぎると、歯ぐきを傷める心配があります。ペンを持つように歯ブラシをもって、「痛い・かゆい」くらいの感覚で磨いてください。勿論、歯は一本一本丁寧に。歯と歯ぐきの境目を意識して磨くこともポイントです。磨いた後に、液体歯磨きで口の中を濯いだり、フッ素を塗ることも効果的です。唾液は食べ物をのみ込みやすくするほか、抗菌作用もありますが、口が乾いていると、菌が繁殖しやすくなります。舌を上下左右に動かす体操をトライしてみてください。そして、口の機能を高めるトレーニングとして、「パ」「タ」「カ」「ラ」の発声も。口の機能が衰えた状態の「オーラルフレイル」を放置しないようにして下さいね。日本歯科医師会では1989年から、80歳で20本以上の歯を保つ「8020運動」に取り組んでいます。20本の歯があれば、最低限の咀嚼が可能ですので、歯を失わないように、頑張ってください。