2024.06.07
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介護予防という心構え
人生100年時代という言葉、好き嫌いはともかく、現実味を帯びています。とは言え、現在の要介護者の割合は、70歳代で1割、80~84歳で3割、85~89歳で6割、90歳以上で9割になると言われています(日刊ゲンダイヘルスケアの記事より抜粋)。そうした統計を前にして、高齢者が介護のリスクを出来る限り回避する方法はあるのでしょうか。そこで、まず心構えとして大切なことは、認知機能の低下を防ぐための意識を持ち、体力を保ち、筋肉量の低下を防ぐために日々努力する事でしょうか。上述の記事でも言及していますが、例えば60歳になったら、第三者に自分の筋肉量と体力、認知機能をきちんと評価してもらうことです。介護保険の対象になったら後の祭り。介護予防という意識を持つことが重要です。その為には、筋肉量と体力、柔軟性とバランスを計画して保つこと。この機能をサポートしてくれる拠点として、介護予防事業に積極的に取り組んでいる「いきいきプラザ」の存在があります。もう一点重要なことは、コミュニケーションです。
高輪いきいきプラザでは、「高齢者のいきがいづくり・学びの場」「介護予防・健康作りの場」「ふれあいコミュニティ活動の場」という3つの活動の場として、趣味やスポーツ、学習などを通じて健康で豊かなひとときを提供しています。(60歳以上の港区民の方であれば、どなたでもご利用いただけます)例えば、体力強化のために、筋トレや自主的に筋力の向上と日常動作の改善を行う「セルフマシントレーニング」を始め、呼吸法やポーズを中心に、筋力強化を目指すヨガなど豊富なメニューで利用者の体力づくりをサポートしています。また、脳トレの観点から、「たのしい脳トレ」「カラオケ」「ビリヤード」、また「おりがみサロン」「塗り絵サロン」「レディースサロン」「囲碁サロン」なども楽しむことができます。もちろん、利用者同士の交流の機会も数多くあります。当館1階の「コミュニティカフェ」では毎月コンサートなどのイベントを開催(カフェは一般の方でもご利用いただけます)。
高輪いきいきプラザは、これからも、利用者の皆さんが「いきいきとした毎日」を送られるお手伝いをしていきたい考えです。