2024.06.07
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双方向型健康教育プログラム
「高齢者の持続的な身体活動をサポートする、ICTを活用した双方向型健康教育プログラムの効果を検証」と発表したのは、大阪公立大学大学院リハビリテーション学研究科の研究グループです。健康作りにICTを活用しようとすると、どうしても実施者側からの一方通行の情報提供になりやすく、コミュニケーションが不足になりがちという背景から、本研究グループはプログラムへのアクセスのしやすさと、対人交流による受け入れやすさを両立するため、Zoomを用いたアクティブラーニング形式の同時双方向型健康教育プログラムを提案。受講者を本プログラム実践組とテキスト配布型プログラム組と比較したところ、本プログラムの受講者は、「参加・継続率が良好であること、また対照群と比べて受講終了後の身体活動維持への効果も十分に期待できる」ことが分かったそうです。今後は、誰でも、どこからでも簡単に参加可能な高齢者向け健康プログラムの普及を目指したいと述べています。人とのつながり・交流は、健康行動の変容・継続をサポートするうえで不可欠な要素です。Zoomの活用した同時双方向型のコミュニケーションは、場所や距離に左右されない、持続可能性に配慮した新しい健康教育プログラムと言えるかもしれませんね。
-高齢者の持続的な身体活動をサポート- ICTを活用した双方向型健康教育プログラムの効果を検証|大阪公立大学 (omu.ac.jp)