港区立高輪いきいきプラザ

2023.11.24

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きのこ類の免疫効果

がんの成長を抑制する効果がきのこのまいたけにあると発表したのは、神戸薬科大学と(株)雪国まいたけの研究グループです。まいたけに含まれる多糖体が、腫瘍組織の免疫抑制状態を解除し、がんの成長を抑制することを明らかにしたそうです。免疫システムは、がんを異物として排除しようとしますが、がん細胞は免疫抑制細胞などを誘導して、生存、増殖するようです。ところが、まいたけ多糖体が抗がん作用を有することが明らかになったということです。また、ホクト(株)は、大阪市立大学大学院理学研究科らの研究グループと、「鉄イオン運搬酵素であるトランスフェリンがまいたけに存在することを特定したと発表しました。トランスフェリンは血液中に含まれる金属タンパク酵素で、鉄を体内の各組織へ運ぶ役割を担っています。つまり、きのこが体に良い理由を、金属タンパク酵素を特定し科学的根拠を提示したと述べています。一方で、きのこを摂取することで、がん、動脈硬化症、糖尿病、肝硬変などの疾患や老化を予防できると言われてきましたが、まだ科学的根拠が乏しいのも事実。本研究によって、科学的根拠に基づいたきのこの食品としての機能性への理解が進むだろうと期待を寄せています。

 

https://www.osaka-cu.ac.jp/ja/news/2018/180529-2

 

https://www.kobepharma-u.ac.jp/news/006299.html

 

https://www.kobepharma-u.ac.jp/news/docs/KPUnews202208.pdf

 

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