2024.06.05
- ニュース
虫垂と盲腸
多くの人が間違って理解している「盲腸」と「虫垂」。虫垂とは、大腸の一番奥の盲腸にくっついている細長い袋状の臓器で、いわば盲腸の一部です。腹部の右下に位置しています。で、正確には、虫垂に起こる炎症を虫垂炎と呼ぶそうです。時事メディカルの6月5日付記事の中で、医師の山本健人氏は、「盲腸炎」という言い方は間違いであると述べています。因みに、虫垂炎の原因は、細菌やウイルスによる感染。便秘やストレスなども誘因ファクターともいわれています。ともあれ、主な症状は、右下腹部の痛みです。判断の難しい病気ですから、早めに医師の診察を受けてください。血液検査では白血球の数を調べるようです。虫垂炎の場合は、白血球の数で炎症の程度がわかるとか。問診や触診のほかに、腹部X線検査や超音波検査も、因みに、虫垂炎を治療しないままにしておくと、虫垂が破裂することがあるようです。その結果、膿が広がり、腹膜炎を起こす可能性があることをお忘れなく。