港区立高輪いきいきプラザ

2024.06.05

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肺NTM症っ何?

近年結核と同じ抗酸菌である非結核性抗酸菌(NTM)の患者数が増加しているそうです。中には重症化するケースもあり、注意が必要です。厄介なのは、その菌は私たちの身の回りに存在している事。例えば、風呂場や土の中、シャワーヘッドでも見つかるようです。実際罹患者は、男性よりも女性が多く、50代~70代が中心。その9割が肺MAC症だそうです。痰による検査やCT検査が主に行われますが、治療方法は肺MAC症の場合、経口薬の投与だとか。もし重症化すれば、注射や吸引処置がなされるようです。菌種にもよりますが、菌が陰性化して1年と、長い治療が不可欠。因みに肺NTM症の主な症状は、発熱、倦怠感、咳、血痰、息切れなどで、無症状のまま軽度で留まることもまれではないそうです。幸い、一般的に人から人への感染はありません。ただ、「いったんNTM感染が陰性化した後に、環境中のNTMから新たに感染が起こる再感染はまれではない」(NTM naviより抜粋)そうです。また、治療を受けても進行する予後不良なケースもあるということですから、くれぐれもご注意を!

理解する|NTM navi NTM症(非結核性抗酸菌症)に関する情報サイト|Insmed 医療従事者向け

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