港区立高輪いきいきプラザ

2024.05.31

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アルツハイマー病の発見を血液検査で

脳内にアミロイドベータ(β)、そしてリン酸化タウ217と呼ばれるタンパク質が蓄積すると、次第に神経細胞が壊れて脳が萎縮していきます。その結果、発症するとされるのがアルツハイマー病です。この発症を血液検査で高い精度で予測できることが分かった、と発表したのは東京大学大学院医学系研究科及び神経病理学分野らの研究グループです。アルツハイマー病の原因とされる2種類のタンパク質(アミロイドベータとリン酸化タウ217)を血液検査で測定・分析することで、発症を高い精度で予測できるそうです。つまり、2つのタンパク質の測定を組み合わせることで、より精度が高まるということです。本研究グループは、「今後、簡便な臨床診断と血液のバイオマーカー検査を組み合わせることで、効率的にプレクリニカル期などの発症前やMCI期の診断が可能となることを実証し、早期の予防や治療につなげていきたい」と述べています。

400240776.pdf (u-tokyo.ac.jp)

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