2023.11.22
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新規肺炎球菌ワクチンを開発
「新規肺炎球菌ワクチンを開発」と発表したのは、大阪公立大学大学院医学研究科の研究グループです。ご存じのとおり、肺炎球菌感染症の予防にはワクチンが有効だと言われていますが、「ワクチンの普及によりワクチンでカバーできない血清型」も増えているようです。現在、肺炎球菌の血清型は100種類ほどあるとか。ただ、ワクチンの含まれていない血清型を原因とする肺炎球菌の感染増加が問題視されています。そこで、本研究グループは、独自に開発した粘膜ワクチン技術と幅広い血清型をカバーできる肺炎球菌表層たんぱく質を組み合わせたワクチンを開発したとのことです。加えて、霊長類での有効性を確認したとも述べています。もし開発したワクチンが一般的に活用されれば何度も注射を打つ必要もないと期待を寄せています。因みに日本感染症学会のHPによると、65歳以上の成人を対象として行われている定期接種は5年ごとに「PPSV23」を一回接種することになっています。このワクチンの効果ですが42,2%という結果でした。つまり中等度の予防効果を示したことになります。
https://www.omu.ac.jp/info/research_news/entry-08932.html