港区立高輪いきいきプラザ

2023.11.22

  • ニュース

小麦アレルギーの新診断

藤田医科大学医学部総合アレルギー科らの研究グループは、「小麦アレルギー患者の診断精度を向上する物質」を発見したと発表しました。それは、小麦によるアナフィラキーを誘発する新規の抗原です。この抗原のIgE抗体測定をすれば、小麦によるアナフィラキーの診断制度をさらに向上させることができると期待されています。ご存じのように、国民の23人に1人が何らかのアレルギーを持っていると言われている中、小麦アレルギーは患者数が第4位の食物アレルギーです。このアレルギー、乳幼児期に発症した場合、小麦を摂取しただけでアレルギーを起こすそうですが、成長してからは小麦を食するだけでは発症せず、運動や非ステロイド性抗炎症薬などの二次的要因があったときのみ発症するそうです。従って、アナフィラキーを鑑別診断する上で、食生活や患者のQOLが大きな影響を及ぼします。そこで、冒頭の研究成果である鑑別診断が有効になるというわけです。

 

https://www.fujita-hu.ac.jp/news/j93sdv000000ozzp.html

 

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