2024.05.06
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高齢者の健康づくりとは
厚労省のe-ヘルスネットに、「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」推奨シートの高齢者版が掲載されています。そこでは、身体活動や運動に取り組むうえでの基本的な考え方、目安、具体例などを紹介していますが、それによると、第一に「座りっぱなしの時間が長くなりすぎないよう注意することや、筋トレを週2~3日行うこと」を推奨しています。要は、今よりも少しでも多く身体を動かすがポイントです。具体的には、➀歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動を1日40分以上。②筋力・バランス・柔軟性など様々な運動を、週3日以上行うこと。加えて、筋力トレーニングを週2~3日行うことを推奨しています。繰り返しになりますが、座っている時間が長くなりすぎないように注意することはとても大切です。何もしないより少しでも身体活動を行うことで死亡リスクが大きく低下するというのです。ある調査によると、日頃の身体活動が少ない者ほど、少しでも身体活動を増やすことによる死亡率の低下の程度は大きいことも明らかになったとか。もうひとつ重要なことは、運動のみならず、日々の生活における活動を高めることです。社会参加は、単に体を動かすだけでなく、他者とのコミュニケーションを通じて脳の活性が促がされることを忘れないでくださいね。