港区立高輪いきいきプラザ

2024.04.19

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柿に含まれるポリフェノールが酸化ストレスを軽減!

大阪公立大学大学院理学研究科 分子微生物学及び研究推進機構都市健康・スポーツ研究センターらの研究グループは、「柿に含まれるポリフェノールが酸化ストレスを軽減!酵母の生育を改善することを明らかにした」と発表しました。本研究グループは、柿渋から抽出されたポリフェノール「カキタンニン」に注目。「抗酸化作用で知られる柿渋から抽出されたカキタンニンがエタノール存在下における酵母の生育を改善することを明らかにした」そうです。具体的には、カキタンニンを加えて酵母を培養したところ、カキタンニンを添加しない場合に比べて、細胞数が8.9倍増加したとか。さらに、カキタンニンは、活性酸素種の生成や脂質過酸化の促進など、エタノール誘発性の酸化ストレスを軽減したというのです。しかし、カキタンニンはエタノールによる細胞膜損傷をほとんど改善できなかったと述べています。これは、カキタンニンが細胞膜損傷ではなく酸化損傷を制限することにより、エタノールストレスに対する酵母の耐性を高める保護剤としてのカキタンニンの可能性を示しているとのことです。本研究グループは、今後、酵母自身がストレスを克服するしくみについても調べていきたいと結んでいます。

柿に含まれるポリフェノールが酸化ストレスを軽減! 酵母の生育を改善することを明らかに|大阪公立大学 (omu.ac.jp)

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