2024.04.19
- ニュース
生活を楽しんでいる意識と認知症リスクとの関連
日々のストレスを抱えず、毎日を楽しむ人ほど認知症になるリスクが低い、と話すのは順天堂大学大学院医学研究科公衆衛生学らの研究チームです。本研究グループは11年間の観察研究の結果を明らかにしたと、時事メディカルの記事(4月18日付)で報じています。特に「生活を楽しんでいる意識と認知症リスクとの関連」に着目し、およそ4万人を対象に生活を楽しんでいる意識についてアンケート調査を実施。その回答内容から三つのグループに分けて解析すると、中程度の人は低い人と比べ、認知症を発症するリスクが25%、高い人は32%それぞれ低下していたということです。加えて、ストレスと生活を楽しむ意識と認知症との関係についても調べた結果、「アンケートでストレスが『少ない』『ふつう』と答えたグループでは、生活を楽しんでいる意識が中程度の人と高い人は低い人より、それぞれ認知症リスクが31%、37%低く統計学的に明らかな差が認められた」そうです。本研究グループは、「ストレスを管理し、生活を楽しむことに社会全体で取り組む意義があります」と述べています。
ストレス管理し生活楽しむ~認知症の予防(順天堂大学大学院 野田愛准教授ら)~|医療ニュース トピックス|時事メディカル|時事通信の医療ニュースサイト (jiji.com)