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2024.04.19

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熱中症搬送者数が2040年に2倍?

「日本の都市圏における熱中症搬送者数は2040年に2倍の可能性」と発表したのは、名古屋工業大学大学院工学研究科らの研究グループです。人口減にもかかわらず、高温化、高齢化で搬送者数が増加するだろうと予測しています。実際、東京、大阪、愛知における熱中症搬送者は、現在と比較して約2倍になるだろうということです。本研究グループは、2040年(全球平均気温2℃上昇)を仮定した気象条件に対し、日々の熱中症搬送者数の推移を予測。その分析の結果、日本の大都市圏の人口は同等からやや減少するにもかかわらず、平均気温の上昇および高齢化のため、2040年の搬送者数は2010年に比べて約2倍と推定。本研究によると、猛暑日には医療資源がひっ迫する可能性があり、医療体制の整備および熱中症に対する普及啓発活動が求められると述べています。因みに、熱中症は、体内における熱バランスの崩れにより発症しますが、高齢者は、発汗などの体温調節機能がうまくできないケースが多く、重症化率が高くなっています。ともあれ、2021年の日本国内における熱中症による搬送者数は47,877人であり、そのうち高齢者が56.3%を占めていることをお忘れなく。

 

日本の都市圏における熱中症搬送者数は2040年に2倍の可能性 ~人口減にもかかわらず、高温化、高齢化で搬送者数の増加~|国立大学法人名古屋工業大学 (nitech.ac.jp)

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