2024.04.19
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B型肝炎の新薬開発
B型肝炎ウイルス感染により生じるB型肝炎は毎年多くの方の死因となる重要な感染症ですが、「現在の治療法では治療目標である“機能的治癒”を意味するHBs抗原の陰性化を達成することは困難である」ようです。そう語るのは、熊本大学大学院生命科学研究部の研究チーム。そこで、本研究チームは、肝炎ウイルス(HBV)の複製を抑制する、強力で経口投与可能な新たな低分子化合物「SAG-524」を開発したと発表しました。この「SAG-524」は、HBVに対して強力な効果を発揮し、かつ明らかな毒性は示さず、現在臨床試験に向けた準備が進んでおり、機能的治癒への期待が高まっているとのことです。本研究の成果によって、B型慢性肝炎の機能的治癒への道が開かれることが期待できると述べています。
B型肝炎の新薬開発に成功!新しい機序の治療法の開発は、いよいよ治験準備段階へ | 熊本大学 (kumamoto-u.ac.jp)