港区立高輪いきいきプラザ

2024.04.17

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培養液の加温によってレタス収穫量増加

「培養液を3℃加温するだけでレタスの収穫量がアップ」と発表したのは、東京大学大学院農学生命科学研究科の研究グループです。ご存じのように、光合成や植物の生育に気温は大きな影響を与えます。しかし、養液栽培の培養液温度(根圏温度)が植物の代謝や生育に与える影響については不明瞭な点が多くあったそうです。そこで、本研究では、培養液を3℃加温することによって、根からの養分の取り込みとアミノ酸代謝が促進されたということです。その結果、養液栽培レタスの生育とカロテノイドやビタミンCなどの機能性成分が向上することが明らかになったと述べています。本研究成果は、「新産業である植物工場において、作物の生産性と機能性成分を増産させる新しい栽培法の開発に貢献することが期待できる」とか。そして、さらなる研究において、「最小の資源とエネルギーの投入で、最大の収量と品質を得るシステムを確立するとともに、環境負荷を最小限に抑える技術開発を進めていきたい」と結んでいます。

 

培養液を3℃加温するだけでレタスの収穫量アップ! ――植物工場におけるレタス栽培の革新的アプローチ―― | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部 (u-tokyo.ac.jp)

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