2024.04.12
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人工知能による低線量CT検査の画質改善と撮影線量の大幅低減を実現
CT検査に必要な撮影線量を大幅に削減するための人工知能による画質改善を実現したと発表したのは、順天堂大学大学院保健医療学研究科診療放射線学専攻及び法政大学理工学部の研究グループです。ご存知のように、「CT検査は医療被ばくの大部分を占めており、撮影線量の低減が課題」になっています。そこで、当プレスリリースによると、「CT装置の検出器に映し出される投影データ数を削減することで撮影線量を大きく低減できますが、顕著な障害陰影が発生し画像診断の精度低下を招く」というのです。本研究では、スパース投影CTに発生する障害陰影をAI技術により低減できることを実証したと報じています。今後は、実用化に向けた研究を推進する予定で、本研究成果を臨床で実現できる可能性が高いと考えていると述べています。
人工知能による深層学習を用いて低線量CT検査の画質改善を実現|ニュース&イベント|順天堂大学 (juntendo.ac.jp)