2024.04.10
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安全運転と糖質制限
「糖質や塩分を摂りすぎないようにすること」は、単に健康を維持する為だけでなく、もし運転をされているのであれば、自動車事故を防ぐという意味でも、特に高齢者ドライバーにとって大切な事のようです。東洋経済オンライン(4月10日付)の中で医師の朴啓彰氏が訴えています。「糖質と塩分が高齢ドライバーの安全運転を阻害する要因にもなる」というのです。一般的に「糖質を摂りすぎると血糖値が上昇し、これが肥満や糖尿病の原因になる」ことは皆さん存じの通り。加えて、安全運転の天敵「白質病変」を増やす要因になるというのです。白質病変とは脳の毛細血管を中心とする脳虚血病変のこと。朴先生によれば、「白質病変と脳萎縮が進むと、交通事故や危険運転を起こす可能性が高まる」とか。別の言い方をすれば、正常な判断で運転できなくなるということでしょうか。ともあれ、糖質を摂りすぎることで安全運転が脅かされるのであれば、出来る限り糖質制限をすべきでしょう。ケーキなどの甘いもの、ごはん・麺・パンにもたくさん含まれます。糖質の摂り過ぎが安全運転と関係があるとは思ってもみなかったはず、先生はそう話しています。繰り返しますが、高齢ドライバーが事故を起こす可能性を高めてしまうのです。さらに言えば、塩分の摂りすぎもNG。過剰に摂取すると高血圧を招き、慢性的な高血圧が様々な病気を誘発します。脳梗塞や心筋梗塞、動脈硬化、腎不全など。そして、朴先生は、「高血圧の人は白質病変が発生しやすい」と断じます。長く安全な運転をと願うのであれば、糖質及び塩分の制限に加えて、自らの生活習慣を見直すこともお忘れなく。
「高齢者の運転事故」糖質・塩分摂りすぎを疑え 「脳ドック」データでわかった意外な因果関係(東洋経済オンライン) - Yahoo!ファイナンス