港区立高輪いきいきプラザ

2024.04.10

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魚の世界にも「罰」があるってホント?

大阪公立大学大学院 理学研究科の研究グループは、ヘルパーと呼ばれる両親以外の個体が子育てを手伝う協同繁殖魚において、親は怠け者のヘルパーに罰を与えることを実証したと発表しました。「罰を受けたヘルパーはその後の手伝い量を増加させること、またヘルパーは親から罰を受ける前に先手を打って手伝い量を増加させることで、親からの罰を回避していることも明らかになった」ということです。これまで、魚類でも罰の研究はありましたが、実証するのは難しい課題がありました。本研究で魚類でも罰が機能していることを明らかにしたわけです。今回分かった「罰」も含め、魚がヒトと同じように、高度な認知能力を駆使して社会を維持していることを示していると、本研究グループは述べています。意図的に罰を与えることで、魚たちが協力的な社会を維持しているなんて何だか心温まる話ではありませんか。

 

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