港区立高輪いきいきプラザ

2024.04.10

  • ニュース

危険を知らせる警報物質って何?

理化学研究所脳神経科学研究センター システム分子行動学研究チーム及び東京大学大学院 農学生命科学研究科らの共同研究チームは、「傷ついた魚の皮膚から放出され、周囲にいる仲間の魚に危険を知らせる臭覚警報物質を発見した」と発表しました。本研究では、ゼブラフィッシュの皮膚抽出物に存在する二つの物質を同時に嗅ぐことで危険を察知し、逃避・フリーズなどの忌避行動を現すことを確認したそうです。本研究チームは、今回の研究の成果は「魚類のみならず、脊椎動物に共通な嗅覚忌避行動や社会コミュニケーションにおける嗅覚の役割の全体像解明につながると期待される」と述べています。また、魚類の警報物質と魚種特異的フェロモンを組み合わせて利用することで、特定の魚種の行動を制御する技術が可能となり、漁業や外来魚駆除などに応用できるかもしれないと結んでいます。

魚の嗅覚警報物質を発見 | 理化学研究所 (riken.jp)

 

一覧へ戻る

カテゴリ
年月で絞り込む