2024.04.05
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サプリメントの正しい飲み方は?
ビタミンやミネラルなど、足りない栄養素を補うために飲んでいるサプリメント。本格的に日本で愛用されるようになったのは70年代といわれています。そのサプリメントが必要かどうか判断するのは自分自身です。加えて、医薬品ではないので、サプリメントで病気を治すことは不可能です。さて、ご存じのように、特定保健用食品(トクホ)は国が審査して効果や安全性を認めていますが、機能性表示食品は事業者の責任の下で健康に良いと判断されたものです。問題なのは、サプリメントを使うことで、ある成分を過剰に摂取してしまい、逆に体調が悪くなるというケースです。当然、思わぬ副作用を起こすこともありえるのです。本来、毎日朝昼晩にきちんと食事をしていれば、栄養は十分取れているはずではありませんか。ところで、サプリメント摂取の上で注意したいことは、長寿科学振興財団のHPによると、「サプリメントを購入する際には成分名、含有量、問い合わせ先を確認し」、「特に健康面の安全性や有効性を判断するためには含有量が重要」であるということです。つまり、「ビタミンやミネラルなど1度に多種類のサプリメントを摂取すると健康被害の可能性が高くなり、被害の原因究明も難しくなる」とアドバイスしています。「何種類か摂取している場合は、同じ成分が重複していることもあり、過剰摂取による体調不良も引き起こすこともある」ので、くれぐれもご注意ください。また、服薬中の薬との飲み合わせもチェックし、サプリメントの利用によって病気の治癒が遅れたり、症状が悪化することがあることもお忘れなく。
サプリメントの定義と正しい利用法 | 健康長寿ネット (tyojyu.or.jp)