港区立高輪いきいきプラザ

2024.04.03

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心不全とフレイル

順天堂大学大学院医学研究科循環器内科学らの研究グループは、「高齢心不全患者の最終的な死亡原因とその患者が合併しているフレイルの種類やそれらの合併率との関連性を明らかにした」と発表しました。具体的には、「高齢心不全患者において身体的・社会的・認知的フレイルを多く合併すればするほど、退院後2年間での死亡率が有意に高かった」ということです。近年、高齢心不全患者に合併するフレイルが注目を集めているそうです。フレイルを有する心不全患者はそうでない患者よりも予後が不良であるとか。勿論、身体的なフレイルのみならず、認知機能障害や社会的フレイルなど、フレイルという概念は単一ではなく複数のドメインから構成されるものとして認識する必要性があると言われています。ただ、フレイルと心不全患者の実際の死因の関係は明らかではないことも事実。本研究は、これまで行われてこなかった高齢心不全患者の詳細な死因とフレイルとの関係について検討することを目的として実施されましたが、今後は、それぞれのフレイルに対して具体的な介入策やその効果についてさらなる研究を行い明らかにしていきたいと述べています。


フレイルの多面性が高齢心不全患者の死因に及ぼす影響|ニュース&イベント|順天堂大学 (juntendo.ac.jp)

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