2023.11.17
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プロシアニジンって何?
機能性表示食品制度とは、どのようなものなのでしょうか。消費者庁のHPには、「国の定めるルールに基づき、事業者が食品の安全性と機能性に関する科学的根拠などの必要な事項を、販売前に消費者庁長官に届け出れば、機能性を表示することができる制度」と書かれていますが、要は事業者が自らの責任において、科学的根拠を基に適正な表示を行えばよいということのようです。さて、その「機能性表示食品」ですが、ヨミドクターの記事によると、長野県飯綱町で生産されるリンゴの「シナノゴールド」を機能性表示食品として消費者庁に届け出て、受理されたそうです。「ながまるアップル」の商品名で販売されているシナノゴールドですが、同記事によると「抗酸化物質ポリフェノールの一種であるプロシアニジンが1個(可食部300グラム)あたり110ミリ・グラム含まれており、1日1個を食べることで内臓脂肪を減らす効果が期待される」という話です。今回の消費者庁への届け出は、リンゴ生産者の高齢化により年々生産量が減少していく中、なんとか販路を広げたいとも思いがあったからだと述べています。因みに、内臓脂肪を減らす働きのある「プロシアニジン」ですが、青森りんご公式サイトによると、「ポリフェノールといえば、緑茶のカテキンや、赤ワインなどに含まれるレスベラトロールが一般にもよく知られていますが、プロシアニジンはそれらよりも更に抗酸化力に優れていることが明らかになっている」とのことです。加えて、抗炎症作用もあるとか。同HPによれば、「プロシアニジン」が含まれる代表的な食べ物として、ぶどう、カカオ、シナモン、黒豆、ナッツなどがあるとのこと。これらの食品も合わせて食べて、内臓脂肪を少しでも減らしたいですね。