港区立高輪いきいきプラザ

2023.11.17

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免疫細胞とがん

「私たちには免疫系があるのになぜがんが発生するのか?」。この疑問に対して研究によるアプローチを試みたのは、北海道大学遺伝子病制御研究所らの研究グループです。がんと言えば、「がん細胞」ががんの発端であり、理論的にはがん幹細胞を標的とした治療を行えば、がんの根治につながるわけですが、免疫のある状態でもがんをつくる「がん幹細胞」については依然としてよくわかっていませんでした。そこで、本研究グループは、免疫のある状態でもがんを開始する「真のがん幹細胞」はどのようなものか研究を行ったところ、「がん幹細胞がマクロファージを老化させて免疫系から逃れるメカニズムを発見した」とのことです。加えて、「代謝改善剤の投与でマクロファージ老化を抑制しがんの発生を減少させることに成功した」とも述べています。この研究結果を受けて、本研究グループは「老化マクロファージを標的とした新しいメカニズムに基づくがん治療法の開発が期待できるだろう」と結んでいます。

 https://www.hokudai.ac.jp/news/2023/11/post-1350.html

 

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