2024.03.29
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エアコンから採取されたカビのアレルゲン情報公開
日本人の7%ほどが喘息に罹患しているといわれていますが、喘息患者の約10%が真菌アレルギー喘息だそうです。藤田医科大学 医学部 内科学・第2らの研究グループは、エアコンに存在するカビやキノコ類を調査し、タンパク質とアレルゲン情報を解析しました。今後、カビが原因とされているアレルギー性喘息やアレルギー性気管支肺真菌症などの疾患とエアコン内のカビやキノコとの因果関係解明の手掛かりとなる「DBRP」(データベース)に公開された情報が広く活用され、さらに病態が解明されることにより、エアコンや空気清浄機等のフィルターの改良および一般臨床でのアレルゲン検査が可能になり、発症前の早期発見や重症化予防につながることが期待されると述べています。