港区立高輪いきいきプラザ

2024.03.22

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ギャンブル依存症になってしまったら?

「ギャンブル依存症」は、金額や時間をコントロールできなくなる精神疾患、とヨミドクターの記事が述べていましたが、近年賭け事にはまって生活に支障をきたす「ギャンブル依存症」の患者が増えているそうです。時には、犯罪に手を染めてしまうケースもあるとか。人間の脳には、「前頭前野」と「大脳辺縁系」があり、前者は理性を、後者は感情をつかさどるそうですが、ギャンブルに依存すると、「大脳辺縁系」の働きの方が強くなり、感情や欲望のコントロールがうまくできなくなるようです。当記事によると、「国立病院機構・久里浜医療センターが一般住民を対象に2020年に実施した調査によると、男性の3・7%、女性の0・7%、全体では2・2%が、依存が疑われる状態だった」とか。因みに、ギャンブルの種類を尋ねると、パチンコ、パチスロ、競馬、宝くじの順だったと報じています。さて、ギャンブル依存症の「重症度」をどう測定すればよいのでしょうか。当記事が紹介していたカナダで開発された方法では、「失っても大丈夫な金額以上の金を賭けた」「負けた金を取り返すために別の日にギャンブルをした」「ギャンブルのために借金をし、物を売った」「自身や家庭に金銭的な問題が起きた」などの項目について、過去1年間で複数が当てはまる方は、病院を受診した方がよいとアドバイスしています。ともあれ、残念ながら「ギャンブル依存症に特化した治療薬はない」と断じています。要は患者自身が、依存症であることを自覚し、少しずつ行動を変えることで、これまでの生活を見直すことが大切であると結んでいます。

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