港区立高輪いきいきプラザ

2024.03.20

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新型コロナウイルスの重症化とは?

新型コロナウイルスに感染し、重症化すると急性肺障害(ALI)を併発し致死的な呼吸不全を引き起こすことや、高頻度で血液凝固異常を引き起こし血栓症が多発することが知られています。しかし、その詳細なメカニズムはよく理解されていませんでした。そこで、三重大学大学院医学系研究科免疫学講座の研究グループは、「今回発見した細菌由来の細胞死を誘導するペプチド(たんぱく質が消化酵素で分解され、アミノ酸が数個固まった状態)である「corisin」が新型コロナウイルス患者の血液中で増加し、血液凝固マーカーと関連することを明らかにした」と発表しました。今回の研究成果は、細菌が産生するペプチドが新型コロナウイルスに関連する急性肺障害や血液凝固異常の原因物質となりうることを示す世界で初めての報告であり、細菌由来のペプチドを標的にした新しい治療法の開発につながることが期待できると述べています。

 三重大Rナビ -三重大学の研究最前線- | 細菌叢由来ペプチドが炎症と凝固を促進しCOVID-19に関連する急性肺障害を悪化させる (mie-u.ac.jp)

 

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