港区立高輪いきいきプラザ

2024.03.15

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座位と仰臥位による血圧測定

日本では、心臓にトラブルを引き起こす一番の要因は「高血圧」であると警鐘を鳴らすのは、順天堂大学医学部心臓血管外科教授の天野篤氏。日刊ゲンダイヘルスケア(3月15日付)の記事に掲載されていました。天野篤先生は、高血圧は心臓疾患につながると断じています。ご存知のように正常値は「上(収縮期血圧)120Hg未満/下(拡張期血圧)80Hg未満」。ところが、米ハーバード大学の研究によると、「座位(座った状態)での測定で高血圧と判定された人の74%が仰臥位(あおむけで寝た状態)での測定でも高血圧に該当し、座位では高血圧に該当しなかった人の16%が仰臥位では高血圧に該当していた」(同記事より引用)そうです。つまり、「座っているときは正常でも、寝ているときは高血圧」という人が一定数いることがわかったというのです。加えて、「座位と仰臥位の両方で高血圧だったグループは、該当しなかったグループに比べて冠動脈疾患の発症リスクが1.6倍高く、冠動脈疾患による死亡リスクも2.18倍高い」とも述べています。そこで、天野先生は次のように提案しています。「心臓になんの負荷もかかっていない状態で血圧を測る習慣を身につけましょう」と。つまり、朝、起床後、トイレに行って、出かけるタイミングが良いのだそうです。つまり、その時の数値が「基準値」なのだとか。そして、それをベースにしたうえで、別の行動の時に改めて血圧を測り、そのときに基準値からどれくらい数値が変化するのかを把握すればいいと述べています。

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