2024.03.15
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磁石による脳刺激法とは?
脳卒中のリハビリテーションに「経頭蓋静磁場刺激」という治療が行われているそうです。具体的には、「磁石を使って安全にかつ簡単に脳の働きを変えることができる非侵襲的な脳刺激法」なのだそうです。実際、この治療法で「脳卒中のリハビリテーションにおいて、上肢の動きを改善させる効果が認められている」とか。新潟医療福祉大学リハビリテーション学部、浜松医科大学医学部、中部大学生命健康科学部、立命館大学大学院先端総合学術研究科らのグループは、「永久磁石が脳機能を変化させる仕組みを細胞レベルで明らかにした」と発表しました。実際、磁石で刺激すると、脳細胞は一時的に膨らみ、その興奮性が減少したことをマウス実験で明らかにしたとの事。本研究グループは、「磁石が脳細胞に作用するメカニズムが解明されたため、磁石を用いたリハビリテーションの開発が本格的に進むことが期待できる」と結んでいます。
磁石が脳機能を変化させるメカニズムを解明!脳卒中や神経難病のリハビリテーションへの応用に期待!(高松泰行准教授ら) | お知らせ | 中部大学 (chubu.ac.jp)