港区立高輪いきいきプラザ

2024.03.06

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マリー・アントワネット症候群って何?

髪の毛には、4つの役割があるといわれています。それは、頭を守るといっても「暑さや寒さから守る」「直射日光や紫外線から守る」「衝撃から守る」という3つの役割があり、加えて「体内の老廃物や有害物質を体外に排出する」役割もあるそうです。日本毛髪科学協会のHPに教えられました。そして、髪の寿命は、男性は35年、女性は46年なのだそうです。同HPによると、「毛髪は1本が絶えず伸びているのではなく、伸びるのを休んだり、抜けたりしています。そして、1本の毛髪が成長しはじめてから抜け落ちるまでの周期(成長期⇒退行期⇒休止期⇒成長期の周期)をヘアサイクル(毛周期)という」のだとか。しかし、そんなサイクルがある一方で、「一晩で総白髪になった」という逸話があることも事実?実は、私事で恐縮ですが、以前仕事仲間の友人がひと月くらいの間に、髪の毛が真っ白になった姿を見たときには本当に驚きました。原因はストレスだったようです。さて、一晩で総白髪になる現象を「マリー・アントワネット症候群」と呼ぶのだそうです。日刊ゲンダイヘルスケアの記事によると、「その仕組みは円形脱毛症が全頭に生じ、有色毛の選択的脱落が起こることが原因」なのだそうです。同記事には、ハーバード大学の研究チームの調査結果が紹介されていて、それによると少し長い引用になりますが、「急性ストレスによって交感神経系が過剰に活性化すると、神経伝達物質のノルアドレナリンが大量に放出される。すると、毛包の色素再生幹細胞が過度に活性化され、急速に枯渇し、白髪を促進させるという」(3月6日付記事)ことです。急激に白髪になってしまうメカニズムには恐怖体験やストレスが深くかかわっているというわけです。ともあれ、不運な人生を送ったマリー・アントワネットは37歳で公開処刑されますが、その時はすでに白髪であったとか。ただこの時は二度目の白髪で、最初の白髪は黒髪に戻ったという話もあり、もしそれが本当であれば、それはそれで驚愕に値する人物だったということでしょうか?因みに、同協会のHPによると、白髪を抜いても他の毛が白髪になることはないようですが、白髪にせよ黒髪にせよ無理に抜くと毛根がダメージを受けるということですから、くれぐれもご注意を。

 

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