港区立高輪いきいきプラザ

2024.03.06

  • ニュース

コロナの変異株の免疫回避を克服する抗体の開発

免疫回避型変異株が次々と発生している新型コロナウイルス感染症COVID-19。そのため、ワクチン耐性、抗体医薬耐性など治療上の困難が生じているようです。そこで、東北大学院医学系研究科分子薬理学分野の研究グループは、「独自のCvMab-62抗体と免疫回避型変異株に無効となった既存の抗体医薬品を組み合わせることで、免疫回避型変異株SARS-CoV-2に対して感染阻害活性を示す二重特異性抗体の開発に成功した」と発表しました。独自の抗体と無効となった既存の抗体医薬を再活用することで、ワクチンや抗体医薬の耐性問題を克服できる新規二重特異性抗体の効率的な開発だというのです。つまり、新型コロナウイルスの表面抗原スパイクタンパク質に対する複数の抗体を組み合わせた様々な二重特異性中和抗体を創出することで、ブレークスルー感染を起こす免疫回避型変異株を克服できると述べています。

 

tohokuuniv-press20240304_01web_sars.pdf

 

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