2024.02.19

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化学農薬を使わない害虫対策

ナスの農業害虫「アザミウマ類」(体長12mmほどの細い体型の昆虫)に対して、タイリクヒメハナカメムシ(害虫であるアザミウマ類を食べる有力な天敵)を利用して、害虫駆除を行なうと発表したのは、農研機構です。アザミウマ類は、「ひとたび多発すると多くの野菜、花木、果樹などを吸汁・加害し、ウイルス病を媒介することで作物に被害を及ぼし、化学農薬に対して抵抗性を発達させやすい特徴がある」そうです。そこで、害虫対策として長い時間にわたって害虫を粘り強く探索して捕食する、すなわち「すぐにあきらめない」性質を有する虫を選抜・育成することで、防除効果を高められることを明らかにしたと述べています。化学農薬のみに依存しない画期的な害虫防除技術の開発が試みられており、その1つが天敵を用いた「生物的防除法」なのだそうです。天敵を利用した防除技術として、現在、複数種の害虫をたくさん食べ、害虫密度が低くても粘り強く探索し、低温条件など天敵の活動に適さない環境下でも働く天敵の開発が進められているそうです。今後はこれまで天敵の利用が難しかった作物や栽培環境など多くの場面で活用されることにより、化学農薬に依存しない「害虫被害ゼロ農業の実現」に貢献することが期待できると結んでいます。

 (研究成果) 餌探しを「すぐにあきらめない」天敵昆虫を育成 | プレスリリース・広報 (naro.go.jp)

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