港区立高輪いきいきプラザ

2024.02.16

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口腔細菌の共生と口臭の関係

口臭原因物質の中でも特に強い臭気を発するメチルメルカプタンは、歯周病関連菌である Fn 菌から最も多く産生されることを見出したと発表したのは、大阪大学歯学部・大学院私学研究科らの研究グループです。 口腔常在細菌の Sg 菌が歯周病関連菌である Fn 菌と共生するだけで、Fn 菌のメチルメルカプタンの量が増加すること、また口腔常在細菌のSg 菌から排泄されたオルニチンが Fn 菌のポリアミン合成を加速させることで Fn 菌のメチオニン需要 を促進し、それがメチオニン代謝経路の活性化とメチルメルカプタン産生量の増加をもたらすことを示したそうです。以上のことから、本研究の成果が、効果的な口臭予防法や治療薬の開発につながることが期待されると述べています。

 

特定の口腔細菌の“共生”で口臭原因物質が増える「口臭増強機構」を発見 – 大阪大学歯学部・大学院歯学研究科 公式ウェブサイト (osaka-u.ac.jp)

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