2024.02.16
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枕が高いと脳卒中になる?
「枕が高いと脳卒中になる?」。脳卒中の原因の一つに特発性椎骨動脈解離があり、首の後ろの椎骨動脈という血管が裂けて脳卒中を引き起こすそうです。国立循環器病研究センターの研究グループは、そうした患者の中に極端に高い枕を使っている人がいることに着目。「高い枕の使用は特発性椎骨動脈解離の関連があるのか」「どのくらいの割合で高い枕に起因するのか」を検討しました。因みに、枕の高さは12センチ以上が高い、15センチ以上は極端に高い、と定義。加えて、枕との関係で、首の屈曲の有無も調査したそうです。その結果、高い枕と上述の病気の発症には関連が認められたというのです。つまり、枕が高ければ高いほど、その発症の確率が高くなると述べています。尚、首の屈曲に関しては、全体の3割に影響があり、寝返りの際の首の回転によって発症を引き起こす可能性があるということです。枕は容易に交換可能であり、予防につながる点で今回の研究結果は大変有意義であったと述べています。
枕が高いと脳卒中になる? ―特発性椎骨動脈解離と高い枕の関係と、殿様枕症候群の提唱―|プレスリリース|広報活動|国立循環器病研究センター (ncvc.go.jp)