港区立高輪いきいきプラザ

2024.02.16

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ドローン技術革新

航空法によって、ドローンは飛行機が飛行する硬度150m以上の空や人家のある住宅街を避けて、目視できる範囲内で飛行させることが定められているそうです。とは言っても、遠隔操作や自動制限によって無人で飛行可能なドローンの技術革新はすさまじく、物資の配達や人の目の届かないインフラの点検や災害現場など様々なところで活用されています。さて、前置きはこれくらいにして、本題です。東京都市大学理工学部らの研究グループは、天井効果を利用することで、建築物の天井裏などの狭所空間において、従来型よりも安全かつ長時間飛行可能な「天井吸着移動型ドローン」を開発したと発表しました。狭所空間では、壁面とプロペア気流の干渉によって安定した飛行が難しかったそうです。本研究では、逆に天井効果を積極的に利用し、つまり気流の吹上げ気流の乱れを抑制することが可能となり、従来よりも30%長い飛行時間を達成したというのです。加えて、天井吸着飛行によって約30%の消費電力も削減できたと述べています。本研究グループは、上壁への吸着力が大きいことから、橋梁下などの横風による外乱の影響を受けやすい屋外の構造物の点検・調査にも応用できるだろうと期待を寄せています。

  

建築物の天井裏などの狭所空間で、安定かつ長時間飛行が可能な「天井吸着移動型ドローン」を開発|東京都市大学 (tcu.ac.jp)

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