2026.09.09
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幼少期の社会経験が仲間への関心を育てる?
「ぼっち育ちのオタマジャクシは仲間への関心が低くなる―社会性は血縁よりも経験が育てていた―」と題した研究を発表したのは、京都大学大学院地球環境学堂の研究グループです。アズマヒキガエルのオタマジャクシを用いて、幼少期の社会経験と水環境が社会性に与える影響を調べたそうです。実は、「多くの動物では血縁個体を識別する能力が知られていますが、幼少期の社会経験が仲間との関わり方にどのような影響を与えるかは十分に分かっていなかった」ということです。本研究では、オタマジャクシを群れで育てる条件と単独で育てる条件、さらに水環境の異なる条件を組み合わせて行動実験を実施。その結果、兄弟を優先して選ぶ行動は確認されませんでしたが、単独で育った個体は兄弟・他人を問わず他個体への接近が減り、中立的な場所に長くとどまることが分かった、と述べています。すなわち、「ヒキガエル幼生の社会性は血縁よりも幼少期の社会経験によって形成されることを示している」ということです。本研究の知見は、「動物の社会性がどのように発達するのかを理解する手がかりとなるだけでなく、生物の行動発達や保全生態学への応用にもつながることが期待されます」と結んでいます。そして、研究者は次のようにコメントしています。「この研究では、オタマジャクシでも幼少期の経験がその後の仲間との関わり方を左右することが分かりました。小さなオタマジャクシの研究ですが、『社会性は経験によって育まれる』という仕組みを理解する手がかりになれば嬉しいです」。
ぼっち育ちのオタマジャクシは仲間への関心が低くなる―社会性は血縁よりも経験が育てていた― | 京都大学
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM

