2026.05.18
- 認知症デイサービス
【認知デイ入門③】認知症の方が安心しやすい環境とは?
認知症のある方への支援では、「何をするか」と同じくらい、
「どんな環境で過ごすか」が大切だと言われています。
周囲から見ると小さなことでも、環境の変化によって不安や混乱が強くなってしまうことがあるためです。
今回は、認知デイで大切にされている“安心しやすい環境づくり”についてご紹介します。
「分からない」が増える不安
認知症になると、
- 今日が何日か分からない
- 今いる場所が分からない
- これから何をするのか分からない
など、“分からないこと”が増えていくことがあります。
周囲からは落ち着いて見えていても、ご本人の中では不安を感じている場合も少なくありません。
そのため、認知症ケアでは「できないことを指摘する」のではなく、
「安心できる状況をつくる」ことが大切になります。
なじみの関係づくり
認知症の方は、初めての場所や人に緊張しやすい一方で、
顔なじみの関係ができると安心につながることがあります。
- いつもの職員
- いつもの席
- いつもの流れ
といった、“いつも通り”が安心感につながる方も多くいらっしゃいます。
認知デイでは、少人数だからこそ、そうした関係づくりを大切にしています。
声かけひとつでも変わることがあります
認知症ケアでは、声かけもとても重要です。
例えば、
「さっき説明しましたよ」
「それは違いますよ」
と否定されることで、不安や混乱が強くなってしまうことがあります。
そのため、
- 相手の気持ちを受け止める
- 安心できるようお声がけする
- 急がせすぎない
といった関わりが大切になります
もちろん、毎回うまくいくとは限りません。
ですが、ご本人が少しでも安心して過ごせるよう、日々関わり方を工夫しています。
「特別なこと」だけが認知症ケアではありません
認知症ケアというと、専門的で難しいイメージを持たれることもあります。
ですが実際には、
- 落ち着ける環境
- 安心できる関係
- 丁寧な声かけ
など、日常の積み重ねがとても大切です。
東日暮里デイでも、ご利用者様それぞれのペースを大切にしながら、
安心して過ごしていただける環境づくりを心がけています。
次回は、「ご家族が悩みやすいこと」についてご紹介したいと思います。

