2024.12.16
- 活動報告
ヒートショックに気を付けましょう!
12月16日(月)
急に寒くなりましたね!
ぴんしゃん体操の時にヒートショックについて少しお話ししましたので、改めてご紹介しますね。
中山美穂さんが入浴中の不慮の事故でなくなったことで(ヒートショックが原因とはいわれていません)ヒートショックがニュースでも取り上げられ耳にされた方が多いかもしれません。
ヒートショックとは、気温や室温の急激な変化で血圧が上下に大きく変化することによっておこる、心筋梗塞や脳卒中、意識障害などの健康被害のことをいいます。
家の中でも特に気を付けたいのがお風呂です。
2023年家や施設内の浴槽で亡くなった65才以上の高齢者は6000人ほどで、同年の交通事故死亡者の実に約2.3倍だそうです。
暖かい部屋から、寒い脱衣所とお風呂場で血圧が上がり、熱い風呂に入ることで血圧が急に下がります。そのため脳への血流が滞り、気を失い浴槽で溺れてしまう危険があります。また血圧が乱高下することで、高齢の方や高血圧や心臓などに持病のある方は脳卒中や心筋梗塞などを起こす危険があります。持病がないから、若いから大丈夫!ではありません。
その対策ですが
①寒暖差を減らすため、脱衣所や浴室を暖めましょう!
●浴室暖房機を使ったり、脱衣所に暖房器具を使いドアを開けて脱衣所と浴室とも暖めましょう。
●風呂の蓋を開けたり、シャワーでお湯はりして浴室を暖めましょう。
②食事や飲酒後は血圧が下がるので、時間をあけてから入浴しましょう。
③お風呂の温度は41度以下、入浴時間は長くても10分以内でおさめましょう。
④脱水による血栓などを防ぐため、入浴前後に水分をとりましょう。
これからますます寒い日が続きます。また年末年始を迎えますので疲れがたまったり、飲酒の機会も増えがちですのでくれぐれも気を付け、元気で新しい年を迎えたいですね。
ふじみ野市立介護予防センター
K・S