ふじみ野市立介護予防センター

2024.07.29

  • 活動報告

熱中症を予防しましょう!-手のひら冷却編ー

7月29日(月)

毎日体温超えの暑い日が続きますね。保健師Sです。

気象庁から向こう1か月高温が続くと発表がありました。これまでは向こう1週間が通例だったので1か月と聞いてとても驚きました。

暑い中、介護予防センターに来ていただている皆様が熱中症にならないよう、朝のぴんしゃん体操の時に、熱中症対策の一つとして近年新しい方法として紹介されている「手のひら冷却」について少しお話ししましたので、ここで再度詳しくご紹介させて頂きます。

手のひら・足の裏・頬には、動脈と静脈を結ぶ血管、動静脈吻合(AVA)という血管の部位があります。この部位は毛細血管の10倍の太さで一万倍の血液を流しており、普段は閉じていますが、暑くなると血管を開き、手のひらから熱を逃がし、冷えた血液を身体に送り、深部体温を下げる働きをするそうです

手のひら冷却というのは、このAVAを冷やすことで、効率的に深部体温を下げるというものです。

その方法ですが

①洗面器やバケツなどに水道水など(10~15度位)の水を張り、5~10分程度両手か両足をつける。

②冷たいペットボトルや保冷剤を握る。冷たすぎると血管が収縮し逆効果になるので、ハンカチやタオルで包むようにする。

③外出先であれば、水道水での手洗いをこまめに行う。などが紹介されています。

運動中や運動後、暑い日の外出中や帰宅後など、状況に応じた方法で熱中症予防をしましょう!

今後も皆様の健康のお役にたてるようなワンポイントアドバイスで登場したいと思いますのでどうぞ宜しくお願い致します!

<参考資料>日本気象協会推進プロジェクト「熱中症ゼロへ」、京都先端科学大学ニュース

ふじみ野市立介護予防センター 

K.S

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