2024.06.30
- お食事
*解説あり【イベント食】6/11健幸御膳・おいしい減塩御膳【塩分・食物繊維・高血圧予防】 ~献立編~*
こんばんは!
11日は「健幸御膳」として、食べると健康で幸せになるようなお食事を提供いたしました。
厨房職員が年間を通して同一テーマで企画している、オリジナルのイベント食です。
昨年度に続き、2年目の提供となります!
6月のテーマは「減塩・食物繊維・高血圧予防」です。
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☆塩分と血圧の関係
・人間の体の中では、水分と塩分が一定の濃度に保たれています。
・食塩を摂りすぎると、一時的に高くなった塩分濃度を下げる為に、体内に水分が溜め込まれます。これによって、心臓に送り込まれる血液量が増え、血管にかかる圧力が増し、血圧が上がってしまうのです。
・高血圧によって血管に負担がかかりすぎると、脳梗塞などの重大な病気を引き起こす恐れがあります。
☆高血圧予防の為に、食事で気を付けるべきこと
・減塩(日本高血圧学会では1日6g未満を摂取目標にしているが、日本人の平均値は1日約10g前後。ファーストフードや加工食品だけではなく、ヘルシーな和食も実は塩分が高めなのです!)
・カリウムをしっかり摂取(野菜や果物、海藻類に多く含まれる。腎臓で吸収されるナトリウム(塩分)を尿として排出してくれる働きがあります!) ※腎臓疾患がある方は、カリウムを尿として排出するのが困難で溜まってしまうので、カリウム摂取制限がある為、注意が必要です。
・食物繊維をしっかり摂取(水溶性食物繊維は、水分を吸ってドロドロした状態になることで、小腸で他の栄養素の消化・吸収の抑制に効果あり。この働きによって、体内の余分なコレステロールやナトリウム、糖などを吸収し、塩分と一緒に排出してくれます!)
.「高血圧治療ガイドライン2019」によると、診察室血圧は140/90mmHg、家庭血圧は135/85mmHg未満となっています。
<減塩対策のポイント>
①麺類の汁は残す
②具だくさんの味噌汁(塩分の量が多い汁を減らせる)
③香辛料・香味野菜の香りを利用する
④果物の酸味を利用する
⑤塩分が多いインスタント食品や加工食品の摂取を控える
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~献立~
わかめ御飯
ハニーレモンチキン
ブロッコリーとエビとヒラタケのアヒージョ風ソテー
アボカドサラダ
スープ
フルーツポンチ
↑こちらは常食です。
はちみつ、レモン、ニンニク、バジルなど、香りをふんだんに活用している為、塩分控えめでも寂しくない、最高の減塩食でした!
色の濃い物から薄い物まで、多種多様な食材を組み合わせて取り入れることによって、様々な栄養素をまんべんなく摂取できます。
ちなみに、汁物を抜いたこちらの献立の塩分量は約1.2gです。汁物で約+1g増えますが、十分ヘルシーなことに驚きますね!
↑こちらはあら刻みです。
↑こちらは極刻みです。
↑こちらはペーストです。
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次回もお楽しみに!
管理栄養士