特別養護老人ホーム文京小日向の家

2025.07.06

  • 活動報告

水分補給、してますか?

7月に入り暑さも一層増してきそうな予感がしておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、今日は珍しく(?)管理栄養士としてお話をしていこうかと思います。
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熱中症常習犯が語る、水分・塩分補給の大切さ

熱中症常習犯とは一体誰でしょう。
そうです、私の事です。

常習犯といっても毎年夏シーズンに2~3回は熱中症からくる結構な頭痛に苦しめられ、呪詛めいた顔で夏を睨みつけている程度なのですが。
学生時代からずっとこのような感じで、様々熱中症対策を試してきた経歴があります。

そんな私の経験と、管理栄養士としての知識や適切なところからの情報を基に
この夏を「熱中症で楽しめない!」とならない為の対応策
をお伝えできればと思います。

~夏を乗り切る熱中症対策!~

①自身の一日の必要水分量を知る

皆さんは自身の身体が1日にどの程度水分が必要か知っていますか?
算出方法としてよく使われる計算式が

体重(kg)×35(ml/㎏/日)=一日に必要な水分量

です。具体的には

25~54歳:35ml/㎏/日
55~64歳:30ml/㎏/日
65歳~:25ml/㎏/日

とされており、実際奉優会の管理栄養士が実施している入居者様の水分管理の基準にはこちらの計算式を利用しています。
参照:明治 経腸栄養の基礎シリーズ①

皆さんも実際にこちらの計算式で自身の必要水分量を計算してみて下さい。

②一気に摂らず、こまめに摂る事を意識する。

「んー、摂る暇があまりないから今のうちに沢山飲んでおこう!」

「喉が渇いたから飲もうかな」

いえ、それでは水分補給の方法として勿体ないのです。

水分補給の鉄則は

早めに!こまめに!

なのです。これは水分を摂る際に頭の中で是非復唱して飲んで下さい。

私も集中しすぎると水分を摂る事を忘れてしまうので注意しています。

③朝食を摂る

こちらについては水分以外の必要要素を補うために必要です。
具体的には塩分ですね。
身体というものはなかなか難しいバランスで出来ており、水分だけではなく塩分が必要な構造をしています。
塩分が不足すると、これもまた熱中症を引き起こす原因となります。
特に朝摂らない方は注意が必要です。塩分を補給するためにも、そして何より1日活動する為のエネルギーを得るためにしっかり食べましょう。

と、まあつらつらと書かせていただきましたが
熱中症とは恐ろしいものです。最悪の場合死亡するリスクがあります。
是非ご自身の身を守るために対策を取っていきましょう。

支援課 管理栄養士 多田羅

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